読書の実況中継〜模倣犯〜

模倣犯3 (新潮文庫)

模倣犯3 (新潮文庫)

三巻です。Nちゃんにせがんで貸して貰いました。ありがとう(^。^)


読み出したら止まらなくなって、また全力疾走で読み倒しました。

純粋に読みたい!と駆り立てられる本に出会えるのは幸せな事です。

この心地好い集中がだんだん終わりに近づくのが少しだけ寂しいけど。


三巻は栗橋浩美の視点で展開されていました。栗橋、最初から目茶苦茶やなぁ。自分の共犯者が自分より「格上」やったら、普通はもう少し自分の身も案じるのでは…。終盤のカズの描写で、栗橋はピースと出会って変わってしまったって書いてるけど、ピースのせいだけかな?私は、一人だけのせいちゃうやろと思うんやけど。どんだけピースの存在が偉大なものでも、もっと別の助けの求め方があったはず。立ち直るチャンスはいっぱいあったと思うんやけどなぁ。彼の心の弱さというか固さを随所で感じたし、ピースと二人というより、どんどん一人の世界にのめり込んでいってしまっている印象を受けました。

そして、ピースの人物像。少しずつ明らかになってきました。


さっ四巻読まな(-.-;)